遺伝子工学の初期の応用研究 2
DNAの働く仕組みがわかり始めると、今度はそれを操作する道具として使える酵素が必要になり、そして、その作用が明らかになってきました。
さらに、こういった技術が皆手に入ると、今度は挑戦すべき課題を見定める必要が生じてきました。
私たちが取り組みたいと願っている課題は、酵素をつくることからガンを治療することまで、その数、種類ともに多いのです。
このような挑戦に不可欠な技術が結実し、単純な研究計画のいくつかを遂行するための道具がそろってきたのは1970年代の中頃のことです。
これらの研究計画は、3つのタイプに分けることができます。
1つは、遺伝子の構造に関する従来からの研究です。
組換えDNA技術によって得た知見がこの分野に関する詳細な情報をもたらし、その晴報がいっそう強力な手法の開発を促し、さらに緻密な情報が集まりました。
実際、このために、連鎖反応的に情報が集積し始め、結果として情報の氾濫にいたったのです。
これに対し、残りの2つは、もっと直接的かつ実用的な応用プロジェクトです。